高校生物
5分でわかる!窒素同化
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窒素同化
これでわかる!
ポイントの解説授業
窒素同化⇒窒素を含む生体成分を合成する過程全体
次の図を見てください。
これは、空気中の窒素が植物に取り込まれるまでの流れを表したものです。
この図のように、窒素原子Nを含む生体成分を合成する過程全体のことを窒素同化といいます。
大気中の窒素からアミノ酸が合成されるまでの流れを詳しく見ていきましょう。
まず、空気中の窒素は、窒素固定生物が行う窒素固定によってアンモニウムイオンになります。
アンモニウムイオンは、亜硝酸菌や硝酸菌によって硝酸イオンになります。
植物は、窒素原子をアンモニウムイオンや硝酸イオンのかたちで吸収しているのです。
植物に吸収された硝酸イオンは、硝酸還元酵素や亜硝酸還元酵素によってアンモニウムイオンになります。
植物は、アンモニウムイオンを材料として、アミノ酸・核酸・ATPなど、Nを含む生体成分を合成しているのです。
このように、窒素同化とは、Nを含む生体成分を合成する過程の全体を指します。
今回は、窒素同化について見ていきましょう。