高校生物
5分でわかる!解糖系

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この動画の要点まとめ
ポイント
解糖系
これでわかる!
ポイントの解説授業
解糖系では、3つの物質が生成

次の図を見てください。
これは、解糖系の流れを表したものです。


細胞の内側へグルコースが入ってきた場合を想像してください。
グルコースは、細胞質基質で、解糖系によって分解されます。
解糖系によってグルコースが分解されると、3つの生成物が生成されます。
1つ目の生成物はピルビン酸

1つ目の生成物は、ピルビン酸です。
ピルビン酸は、ミトコンドリアのマトリクスへ取り込まれます。
ピルビン酸は、呼吸の2番目の反応であるクエン酸回路で使われます。

2つ目の生成物は水素イオン

2つ目の生成物は、水素イオンです。
水素も、ピルビン酸と同じようにミトコンドリアへ移行します。
しかし、取り込まれる場所は、マトリクスではなく、内膜です。注意しましょう。
水素は、呼吸の3番目の反応である水素伝達系(電子伝達系) で使われます。

厳密には、水素は、NADH + H+ というかたちでミトコンドリアの内膜へ運ばれます。

3つ目の生成物はATP

3つ目は、ATPです。
1molのグルコースが解糖系で分解されると、2molのATPが生成します。

解糖系の流れを、図や化学反応式といっしょにイメージして覚えておきましょう。


呼吸の反応は、3つあります。
解糖系、クエン酸回路、水素伝達系(電子伝達系) です。
今回は、解糖系について詳しく見ていきましょう。