高校生物
5分で解ける!代謝(テスト2、第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
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演習2
解説
これでわかる!
問題の解説授業
発酵⇒微生物が酸素を使わずATPを合成すること
しかし、激しい運動しているときなど、細胞が酸素不足になるときもあります。
そのため、真核生物や特定の微生物は、酸素を用いずATPを合成することができるのです。
微生物が酸素を用いずに有機物を分解して、ATPを合成する過程を発酵といいます。
よって答えは、〇です。
ちなみに、私たちヒトが酸素を用いずに有機物を分解してATPを作ることは、解糖といいます。
区別して覚えましょう。
アルコール発酵は酵母菌が行う
アルコール発酵は、簡単に言うと、お酒を作る過程です。
例えばビールは、ビール酵母がアルコール発酵を行うことで作られます。
ビール酵母のようにアルコール発酵を行う生物は、酵母菌です。
よって答えは、×です。
乳酸発酵は解糖系と同じ反応
乳酸発酵やアルコール発酵の最初の過程を思い出してください。
乳酸菌や酵母菌に取り込まれたグルコースは、細胞質基質中で代謝されて、ピルビン酸になりましたね。
つまりどちらも、解糖系という反応を経ているのです。
解糖系は呼吸の1番目の反応でした。
そして、1molのグルコースから合成されるATPは、2molです。
また、乳酸発酵では、ピルビン酸が生成された後にATPが合成されることはありません。
よって答えは、×です。
ヒトのような真核生物は、ミトコンドリアをもっています。
そのため、酸素を用いてATPを合成することが可能です。