高校生物
5分でわかる!成長曲線
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この動画の要点まとめ
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成長曲線
これでわかる!
ポイントの解説授業
成長曲線:個体数を経時的に測定したグラフ
個体群の特徴を示すものとして、成長曲線があります。
成長曲線とは、個体群の成長(個体数)を経時的に測定したグラフです。
試験管の中で、1匹のゾウリムシが増殖する様子をイメージしてください。
最初は1匹だけだったゾウリムシは、分裂して2匹になり、4匹になり...というように増えていきます。
すると、成長曲線はどのようになるのでしょうか?
これは、試験管内でゾウリムシが増殖したときの理論上の成長曲線です。
縦軸は成長つまり個体数を表し、横軸は時間を表しています。
時間が経つについて、ゾウリムシの個体数がどんどん増えていますね。
しかし、実際のグラフはこのようにはなりません。
個体数がある一定の値になると、それ以上は数が増えなくなるのです。
試験管内のゾウリムシの増殖について、理論上の成長曲線と実際の成長曲線を比較してみましょう。
実際の成長曲線はS字型となることが特徴です。
生物は、その環境ごとに増えることができる最大の個体数が決まっているのです。
このような個体数の最大値を環境収容力といいます。
閉鎖された空間では個体数の最大値が決まっており、実際の成長曲線はS字型になるのですね。
個体群の特徴について見ていきましょう。