高校生物
5分でわかる!順位制のしくみ
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この動画の要点まとめ
ポイント
順位制のしくみ
これでわかる!
ポイントの解説授業
つつかれた回数が多いほど順位は下位
順位制は、ニワトリなどでみられる相互作用です。
順位制をとる群れは、摂食や生殖に優劣関係を作り、争いを軽減させます。
ニワトリは、すべての個体に順位がつけられており、上位のニワトリからエサを食べたり交尾をしたりします。
そのため、無用な争いを減らすことができるのです。
ニワトリの順位はどのように決められるのでしょうか?
実は、ニワトリどうしが互いをつつき合ったときに、つつかれた回数が多い個体ほど下位になるのです。
ニワトリの群れを観察して、順位が決まる様子を見てみましょう。
下の写真には、AからDまで記号がふられたニワトリがいます。
この4羽のニワトリの様子を観察したところ、各個体のつついた回数とつつかれた回数は表のようになりました。
各個体のつつかれた回数に注目してみましょう。
Aは2回、Bは0回、Cは3回、Dは6回つつかれています。
つつかれた回数が多いほど、順位は下位になりました。
よってこの群れのニワトリの順位は、上位から順に、B、A、C、Dとなるのです。
一度決まった順位は、かなり長い期間保存されることが特徴です。
順位制をとる群れは、この順位に基づいて摂食や生殖を行うため、無用な争いを減らすことができます。
そして、より群れを大きくすることで、生存競争において有利になるのです。
順位制のしくみをおさえましょう。
順位制のしくみについて見ていきましょう。