高校生物
5分でわかる!食い分け

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この動画の要点まとめ
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食い分け
これでわかる!
ポイントの解説授業
ヒメウとカワウは食い分けで共存

食い分けは、異なる個体群が共存するための工夫の一つです。
具体的には、食物を互いに変えて共存することです。

ある異種間で、食物や生息場所が一致しているとしましょう。
もし生息場所について妥協ができない場合は、食い分けによって食物を互いに変えて共存しているのです。

食い分けを行う生物にはどのようなものがいるのでしょうか?
次の図を見てください。
これは海水と淡水が混ざった汽水域の様子です。


食い分けを行う生物の例としては、ヒメウとカワウがあげられます。
ヒメウとカワウは、食物や生息場所が一致しています。
しかし、生息場所である汽水域を妥協することは困難です。
そこで、食い分けによって食物を互いに変えているのです。

ヒメウは、水面近くのニシンやイカナゴのような小魚をエサとしています。
一方、カワウは、水底近くのエビやヒラメのような水生生物をエサとしています。
ヒメウとカワウは、異なる生物をエサとすることで、うまく共存しているのですね。

食い分けについておさえましょう。


食い分けについて見ていきましょう。