高校生物
5分で解ける!個体群(テスト1、第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
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演習3
解説
これでわかる!
問題の解説授業
生存曲線は晩死型・早死型・一定型の3パターン
生存曲線には晩死型、早死型、一定型の3パターンがありました。
ヒドラの増殖方法は出芽と呼ばれ、大きい個体から小さい個体が生えるようにして増えていきます。
そのため、親が子をしばらく保護しているような状態になり、中程度の保護を受けてることになります。
よって答えはBです。
このような生存曲線は一定型と呼ばれ、小型のほ乳類や鳥類、ハ虫類でみられます。
サケは親の保護を全く受けないため、幼少期の死亡率が高いことが特徴です。
よって答えはAです。
このような生存曲線は早死型と呼ばれ、サケなどの魚類や、微生物などの水生の無脊椎動物でみられます。
アリなどの社会性昆虫は、親の保護を手厚く受けるため、幼少期の死亡率が低いことが特徴です。
よって答えはCです。
このような生存曲線は晩死型と呼ばれ、大型のほ乳類や鳥類、ミツバチなどでみられます。
生存曲線の3パターンについて、それぞれの特徴をおさえましょう。
一定型は死亡率が一定
Bのグラフは一定型のグラフでしたね。
では、なにが一定なのでしょうか?
グラフをみると、個体数が1000から100まで減るのと、100から10まで減るのには、同じ時間がかかっています。
つまり、生存個体数に対する死亡した個体の割合がほぼ一定です。この割合を死亡率と言います。
つまり一定型の生存曲線は、死亡率がほぼ一定であるということですね。
死亡する個体数が一定というわけではないので注意しましょう。
生存曲線とは、特定世代の生存数を経時的に測定したグラフです。
生存曲線の縦軸は生存個体数の相対値を、横軸は相対年齢を表しています。