高校数学B
5分で解ける!等差数列{a_n}の和(2)に関する問題
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
求めるのは等差数列の和!
問題文を眺めるだけでは、初項、項数、末項がどれひとつわかりません。しかも、求める数列の和はa1から始まっていませんね。
でも、落ち着いて考えれば大丈夫です。今回求めるのがどんな和になるのか、少し書きだしてみましょう。
求めるのは、第11項から第30項までの 等差数列の和 ですね。 等差数列の和 であれば、公式が活用できるわけです。
「項数」「初項」「末項」をチェック
等差数列の和 を求めるのに必要な材料は、 「項数」「初項」「末項」 でしたね。 項数 は11~30までの 20 、 初項 は a11 、末項は a30 と考えます。
よって、等差数列の和の公式
項数/2×(初項+末項)
に代入すると
S=20/2(a11+a30)=10(-20+a30)
となります。
では、わかっていないのはa30だけですね。
一般項の公式から公差dを求める
a30を求めましょう。
公差をdとおくと、
等差数列の一般項 は
an=a1+(n-1)d
より、
a11=-50+10d=-20
d=3 とわかりました。
よって
a30=-50+(30-1)3=37
とわかります。
あとはS=10(-20+a30)
に代入して答えを求めましょう。
等差数列の第11項から第30項までの和を求める問題ですね。等差数列の和の公式を上手に活用しましょう。