高校数学Ⅰ
5分でわかる!因数分解4【(x+a)(x+b)の逆】
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この動画の要点まとめ
ポイント
因数分解④【(x+a)(x+b)の逆】
これでわかる!
ポイントの解説授業
(x+a)(x+b)の展開公式を思い出そう
因数分解を考える前に、みんな、(x+a)(x+b)の展開公式をしっかり覚えているかな?
(x+a)(x+b)
=x2+(a+b)x+ab
➔ xの2乗+(たし算)x+(かけ算) で覚えよう!
(x+a)(x+b)を見た瞬間に、x2+(a+b)x+abを思い浮かべられるようにしておこうね。
x2+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)
ところで、因数分解というのは 展開の逆 だったよね。
(x+a)(x+b)の展開公式を利用すると、次のような因数分解のパターンができあがるんだ。
x2+(a+b)x+ab
=(x+a)(x+b)
これまでに見てきた因数分解は「(2乗)-(2乗)」や「(2乗)、(2倍)、(2乗)」など、はっきりカタチがわかりやすかったよね。
だけど、今回のパターンのように、たし算とかけ算の組み合わせから、当てはまるaとbを見つけるというのは、ちょっとハードルが高いね。
サクランボのかけ算とたし算
そこで、今回のポイントは(x+a)(x+b)のカタチにするときのコツを教えよう。
前回、「(2乗)、(2倍)、(2乗)」の形を見つける時に、「真ん中の項は放っておいて、後ろの項を先に見る」というコツを勉強したよね。今回も同じだよ。「 因数分解では、後ろの項を先に見る 」。
手順1
まずは後ろの項のabを見て、 かけ算してabになるaとbの組み合わせを、対になったサクランボのように書き出してみよう 。例えばabの部分が3だったら、サクランボは「1と3」だね。
手順2
手順1で書いた サクランボをたし算して、真ん中の項の「a+b」に当てはまるものを見つけていく んだ。例えば、手順1で「1と3」を書きだしていたら「1+3=4」だよね。
こんなカタチでaとbにあてはまる数を見つけたら、因数分解ができるんだ。
実際に問題を解きながら、このポイントを使ってみよう。
今回のテーマは「因数分解のパターン4」。
「(x+a)(x+b)の逆」を詳しくみていこう。