高校数学Ⅰ
5分でわかる!2次不等式と判別式の問題
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この動画の要点まとめ
ポイント
2次不等式と判別式の問題
これでわかる!
ポイントの解説授業
問題文の手がかりを数式で言い換えられるか
手がかりは、 「x2+mx+1>0の解がすべての実数」 であること。この条件をもとに、mの値の範囲を求めようというわけだね。 「2次不等式の解がすべての実数」 という条件を数式で表すとどうなるかわかるかな?
「解がすべての実数」ということは?
2次不等式の解き方を思い出そう。いつも大事にしていたものは何だっただろう?
そう、 「2次関数のグラフ」 だよね。「x2+mx+1>0の解がすべての実数」というのは、関数y=x2+mx+1のグラフで考えるとどういうことだろうか。
上図のように、グラフが常にx軸の上にある状態だよね。 「x2+mx+1>0の解がすべての実数」 をいいかえると、 「関数y=x2+mx+1のグラフがx軸と共有点をもたない」 ということなんだ。
「共有点をもたない」ということは?
「y=x2+mx+1は、x軸と共有点をもたない」
最初の手がかりを、このように言い換えることができたよ。 「x軸と共有点をもたない」 ということは、 「判別式D<0」 を使うことができるんだ。
ここまでの考え方をまとめると、上のポイントのようになるよ。 「x2+mx+1>0の解がすべての実数」 を 「判別式D<0」 までつなげることができれば、あとは、計算してmの範囲を求めにいこう。
今回は、 「2次不等式と判別式」 の問題を学習しよう。
具体的には、こんな問題が出てくるよ。