高校化学基礎
5分で解ける!アレーニウスによる酸と塩基の定義に関する問題

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アレーニウスの定義によると、酸とは「水溶液中で電離して、H+を生じる物質」、塩基とは「水溶液中で電離して、OH-を生じる物質」

(1)は、用語の穴埋め問題です。
アレーニウスの定義について、整理してみましょう。

酸の定義は水溶液中で電離して、 水素イオン を生じる物質でしたね。
よって、①に当てはまるのは、 ア の H+ となります。

塩基の定義は水溶液中で電離して、 水酸化物イオン を生じる物質でしたね。
よって、②に当てはまるのは、 イ の OH- となります。


(2)は、2つの物質を酸・塩基に分類する問題です。
(1)がヒントになっていますね。

まずは、①です。
硫酸の化学式は、 H2SO4 ですね。
H2SO4を電離させると、次のようなイオン反応式になります。
H2SO4→ 2H+ +SO42-

ここで注目するのは、H+です。
アレーニウスの定義によると、水に溶けてH+を生じるのは、酸の性質でしたね。
よって、①の答えは、 「酸」 となります。

続いて、②です。
水酸化カルシウムの化学式は、 Ca(OH)2 です。
Ca(OH)2が電離すると、イオン反応式は次のようになります。
Ca(OH)2→Ca2++ 2OH-

ここで注目するのは、OH-です。
アレーニウスの定義によると、水に溶けてOH-を生じるのは、塩基でしたね。
したがって、②の答えは、 「塩基」 です。


練習問題を解いていきましょう。
酸と塩基の定義に関する問題ですね。