高校数学Ⅰ
5分で解ける!十分条件と必要条件に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
「x>4」ならば、必ず「x≧3」?
まずは「p⇒q」が成り立つか考えるよ。
「p:x>4」を満たすxの値は、5,6,7,8・・・と続くね。他にも分数や小数、色々あるね。
このように具体的にみると、「p:x>4」を満たすxの値は どんな値をとっても、「q:x≧3」を満たす ことがわかるね。つまり、「p⇒q」は成り立っているよ。
逆に、「q⇒p」が成り立つかどうか見てみると、これは、 x=3が反例 になるね。
x=3は、「q:x≧3」を満たすけれど、「p:x>4」を満たさないよ。
というわけで、ここで言えるのは 「p⇒q」 だね。
「p⇒q」も「q⇒p」も成り立つときは?
まず、「p⇒q」が成り立つか考えるよ。
「p:a=b」の両辺にcをたすと、「q:a+c=b+c」。「p⇒q」は成り立っているね。
「q⇒p」はどうだろう。
「q:a+c=b+c」から、cを移項すると、「p:a=b」が成り立つね。「q⇒p」も成り立つよ。
つまりこれは 「必要十分条件」 だ。 「pとqは同値である」 という言い方もするよ。
問題を通して、 「十分条件と必要条件」 の判別の仕方を身につけていこう。
ポイントは以下の通りだよ。 「もう十分」 なのか 「必要だけど足りていない」 のか見極めよう。